肉用鶏の概要、ライフサイクルなど基本的な知識をまとめています。
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肉用鶏の特徴
・日本で飼育されている肉用鶏は”ブロイラー”と”地鶏”に大別できる。
・ブロイラーは本来、ブロイル(broil 焼く、あぶる)専用の若鶏を意味する言葉で、特定の品種名ではなく、食肉専用・大量飼育用の雑種鶏の総称。具体的品種としてはチャンキー、コッブ、アーバーエーカなど。
・地鶏の多くは、ブライラーと比べ肉づきは少ないものの、肉はかためで締まりがあり、歯ごたえや風味がよいのが特徴。飼育期間は、ブロイラーより長い80日以上。
・ブロイラーは本来、ブロイル(broil 焼く、あぶる)専用の若鶏を意味する言葉で、特定の品種名ではなく、食肉専用・大量飼育用の雑種鶏の総称。具体的品種としてはチャンキー、コッブ、アーバーエーカなど。
・地鶏の多くは、ブライラーと比べ肉づきは少ないものの、肉はかためで締まりがあり、歯ごたえや風味がよいのが特徴。飼育期間は、ブロイラーより長い80日以上。
●日本で売られている鶏肉 ・日本のスーパーマーケットなどで販売されている鶏肉の約98%は、白色コーニッシュの雄と白色プリマスロックの雌との交配から得られたF1雑種の肉(ブロイラー)。 ※参考資料『古瀬充宏(2014)ニワトリの科学 朝倉書店』
ブロイラーのライフサイクル
・ブロイラーの成長はきわめて早く、大型のものでも約2ヶ月、体重3kgほどで出荷される。
①孵化
・人工的に温めるために孵卵器を使うのが一般的。大きいものだと数万個の卵を収容できる。
②育雛期間
・傘型の育雛器で飼育。大型の施設ではコンクリート床の下にお湯などを通して温める方式も見られる。
・成長段階に応じた配合飼料を与え、成長にしたがって飼育密度を低くし、出荷時期には1坪当たりブロイラーでは45~50羽、地鶏では25~30羽ぐらいにする。
③出荷 ~2ヶ月
③5ヶ月~13ヶ月
・肉用期間
①孵化
・人工的に温めるために孵卵器を使うのが一般的。大きいものだと数万個の卵を収容できる。
②育雛期間
・傘型の育雛器で飼育。大型の施設ではコンクリート床の下にお湯などを通して温める方式も見られる。
・成長段階に応じた配合飼料を与え、成長にしたがって飼育密度を低くし、出荷時期には1坪当たりブロイラーでは45~50羽、地鶏では25~30羽ぐらいにする。
③出荷 ~2ヶ月
③5ヶ月~13ヶ月
・肉用期間
肉用鶏の飼育環境
・卵を孵化させ雛を提供する種鶏会社は国内に数社あり、養鶏農家は誕生した雛を群れ単位で購入する。
・肉用鶏は、群れで飼うのに適し、機械化も容易なことから、平飼いが一般的。床には、おがくずなど吸湿性がよい敷料を使う。
・大規模な養鶏場で雌雄の区別無く飼育される。
・地鶏は4週齢以降は平飼いで、1m2あたり10羽以下で飼育する必要がある。
・肉用鶏は、群れで飼うのに適し、機械化も容易なことから、平飼いが一般的。床には、おがくずなど吸湿性がよい敷料を使う。
・大規模な養鶏場で雌雄の区別無く飼育される。
・地鶏は4週齢以降は平飼いで、1m2あたり10羽以下で飼育する必要がある。
・ケージでの飼育は行われない。床に敷料として、籾殻、おがくず、木片チップなどが敷き詰められた環境で飼育される平飼いが行われる。 ・飼育期間は卵用鶏に比べて極めて短く49日齢前後で出荷される。 ・性別に関係なく飼育される。雄は雌よりも発育が早いために、鶏肉生産効率の観点から雌雄別で飼育される場合もある。 ・飼料安全法により、屠殺の7日前からは抗菌性物質を添加した飼料を給与することはできない。 ※参考資料『古瀬充宏(2014)ニワトリの科学 朝倉書店』