PCB対策についてメモ書きしています。
※参考サイト
PCB対策 – 環境技術解説|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア
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PCBとは
・PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、無色透明で化学的に安定しており、熱で分解しにくく、電気絶縁性が高い等の性質を持っている。
・国内生産が開始された昭和29年以来、高圧トランス(変圧器)や高圧コンデンサ、安定器といった電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体等として広く使用されてきた。
・PCBは、ベンゼン環が2つ結合したビフェニルに含まれる水素が塩素に置換した物質の総称で、置換した塩素の数や位置が異なる異性体が209種類ある。
中でも、コプラナーPCBは、ダイオキシンと同様の毒性を示すことが知られている。
・国内生産が開始された昭和29年以来、高圧トランス(変圧器)や高圧コンデンサ、安定器といった電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体等として広く使用されてきた。
・PCBは、ベンゼン環が2つ結合したビフェニルに含まれる水素が塩素に置換した物質の総称で、置換した塩素の数や位置が異なる異性体が209種類ある。
中でも、コプラナーPCBは、ダイオキシンと同様の毒性を示すことが知られている。
PCBによる人体および環境への影響
・PCBによる主な症状には、塩素にきびや色素沈着等があるほか、内分泌かく乱作用や発がん性も報告されている。
・PCBは脂肪に溶けるため、母親から母乳を経由して子供に被害が及ぶ事例もあった。
・PCBは半揮発性、難分解性であるため、環境中で移動し、生物に蓄積する。
実際、世界各地の魚類や鳥類からPCBが検出されており、地球規模の環境汚染となっている。こうした生物濃縮を経て、人間の健康に影響が及ぶ可能性もある。
・PCBは脂肪に溶けるため、母親から母乳を経由して子供に被害が及ぶ事例もあった。
・PCBは半揮発性、難分解性であるため、環境中で移動し、生物に蓄積する。
実際、世界各地の魚類や鳥類からPCBが検出されており、地球規模の環境汚染となっている。こうした生物濃縮を経て、人間の健康に影響が及ぶ可能性もある。
PCB対策の経緯
・PCBは昭和47年から製造が禁止され、昭和48年に制定された”化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律”(化審法)に基づき、昭和49年6月からは、その製造・輸入・新たな使用が原則禁止となった。
・平成13年に”ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法”(PCB特措法)を制定し、PCB廃棄物を保管している事業者に、保管状況の届出と平成28年までのPCB廃棄物処理を義務付けた。
・さらに、その後も各種ガイドライン等(「PCB廃棄物収集・運搬ガイドライン」(平成16年)、”ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画”(平成19年改訂)等)が制定された。
・平成13年に”ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法”(PCB特措法)を制定し、PCB廃棄物を保管している事業者に、保管状況の届出と平成28年までのPCB廃棄物処理を義務付けた。
・さらに、その後も各種ガイドライン等(「PCB廃棄物収集・運搬ガイドライン」(平成16年)、”ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画”(平成19年改訂)等)が制定された。