家畜の糞尿の処理方法

家畜の糞尿の処理方法をまとめています。
 
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  1. 家畜の糞尿の排泄量
  2. 家畜の糞尿の処理方法
  3. 家畜のげっぷ対策
家畜の糞尿の排泄量

・7600kgの大きさの乳牛は、一日50kgの糞と15kgの尿を排泄。
・30~110kgの肥育豚は、一日糞と尿をそれぞれ3kgずつ排泄。
・鶏は、糞尿混合物として一日150gを排泄。

家畜の糞尿の処理方法

・家畜の糞尿は、肥料として利用できるが、性質と状態に応じた処理をする必要がある。
 
・糞などの固形物は処理しやすく、多くの場合発酵させて堆肥にする。
 糞と尿を分離したり、ハウス乾燥(ハウスに搬入して、太陽熱などによって乾燥させること)させたりすると効果的。
 
・どろどろのスラリー状の糞尿や液体の尿は、貯留槽に溜め、微生物によって発酵を進め、においをなくしたり弱めたりしてから、液肥として農地に還元するのが一般的。

●家畜排泄物の性状と処理・保管方法
 
○固形状
①堆肥化処理
・堆肥舎
・強制通気攪拌槽
②乾燥処理→主に農地還元へ
③炭化・焼却処理
④野積み(固形状の家畜排せつ物を単に積み上げてある状態)
 
○スラリー状(流動性が大きくドロドロの状態)
①液肥化処理
・貯留槽
・曝気貯留槽
②メタン発酵処理→農地還元又は汚水浄化処理へ
③野積み・素掘り(穴を掘り、液状の家畜排せつ物を貯めておく状態)
 
○汚水状
①液肥化処理
・貯留槽
・曝気貯留槽
②汚水浄化処理→河川放流又は再利用へ
③蒸発・減量処理
④素掘り
 
●日本の家畜排泄物の処理・保管状況
 
          平成11年      平成16年
野積み・素掘り   約900万トン/年   約100万トン/年
堆肥化・液肥化等  約7,500万トン/年  約8,000万トン/年
浄化・炭化・焼却等 約600万トン/年   約700万トン/年
 
家畜排せつ物法の制定など畜産環境対策の推進により、平成16年12月時点では、い肥化、液肥化、乾燥処理、スラリー処理等が増加し、野積みや素掘りが大きく減少した。
 
※参考サイト
家畜排せつ物の発生と管理の状況:農林水産省

家畜のげっぷ対策

・牛などの反芻動物はげっぷも排出するが、げっぷには温室効果ガスの一つであるメタンが含まれ、その量は一日500リットルにもなる。
 
・飼料中に含まれる成分を工夫してメタンガス排出量を削減する取り組みが行われている。

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