小規模排水処理技術の概要

小規模排水処理技術についてメモ書きしています。
※参考サイト
小規模排水処理技術 – 環境技術解説|環境展望台:国立環境研究所 環境情報メディア

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  1. 小規模排水処理技術の必要性
  2. 小規模排水処理技術の例
  3. 排水処理方法の分類例
小規模排水処理技術の必要性

・旅館業や畜産農業、飲食店業、食品製造業などに多い小規模事業場については、十分ではない。

小規模排水処理技術の例

○有害物質を含む排水
・排出量に関係なく処理が必要。
・人体に有害な成分は、浄化用の微生物にとっても阻害性があるため、沈降分離装置や膜分離、イオン交換などの物理化学的処理方法が利用されている。
 
○食堂・厨房や食品工場などから排出される排水
・生物処理が可能なものが多く、生物化学的処理を主体とした処理方法が用いられている。
・油分が含まれた排水も多いため、これを浮上させて除去する処理方法もみられる。
・小規模な場合、グリストラップ(飲食業店舗などの厨房からの排水に含まれる油脂類を水と分離して収集する装置)を設置している。
 グリストラップは、比較的簡便で安価である反面、適正な管理を怠ると、油脂分や残さが浮上して硬化したり、沈殿物の過度の堆積、悪臭の発生、害虫の発生、汚濁排水の流出などにつながるという課題がある。

排水処理方法の分類例

①物理化学的処理
・固形分離:沈降分離装置、浮上、ろ過、遠心分離
・中和、pH調整
・酸化
・吸着
・膜分離
・イオン交換
 
②生物化学的処理
・好気性処理:活性汚泥法、生物膜法
・嫌気/好気:生物学的硝化脱窒法
・嫌気性処理:メタン発酵法
 
③物理化学的処理と生物化学的処理の組み合わせ
・好気性処理+凝集沈殿処理
・好気性処理+膜分離

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